■車輌紹介〜2700系一般型車輌〜

2700系


製造初年は2011年。
1700系登場から7年が経過し、超特急「みずさと」の自由席運用時に指定席として連結される2300系と編成で通り抜けができる新型車両が望まれていたことから、1700系1000番台の置き換えとして7両編成6本が投入された。
2700系900番台で試行されていた転換クロスシートは座席定員確保の観点から導入を断念し、従来の1700系とは異なる配置のセミクロスシートとなり、各車車端部のクロスシートは混雑対策とベビーカーなどの横付けに対応させるため一部は3人ボックスシートとなった他、窓側座席壁面にモバイル用電源コンセントの設置・無線LAN対応といったサービス強化が行われた。
運転機器の冗長性確保やスピードアップに備えて車体間ダンパーやセミアクティブサスペンションの搭載も行われた他、将来的に水翼急行電鉄での運用も考慮し、両端ともに先頭電動車化(一部0.5M同士のユニット)と設定されている。
車内ドア上のLCDについても十分な広告の確保が困難であることから、各ドア上には白色表示対応の2段式LED表示器設置となった。 2011年3月から超特急「みずさと」の自由席車輌として使われた後、「ユースティア」・「ソルシエール」化に伴う自由席連結の終了後は1700系と同様にナナ快本線系の快速・高速で使われている。

ナナ快・七郷市交玉袋線開業後には直通快速の運用にも充てられていたが、新設区間各駅の可動式スクリーンドア設置区間でのスムーズな走行には難があるため、TASC搭載・都市型ワンマン対応改造を行った編成に半ば譲った状態であまり玉袋線には入らず、性能が要求される七郷フェザーライン直通運用が多く充当されている。

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