■車輌紹介〜2300系0番台,100番台特急指定席型車輌〜

2300系0番台
2300系100番台


製造初年は2007年。
新特急「七郷シティーリミテッド」・「サンセットライナー」の一部指定席化に伴いSKT高速鉄道継承の5000系・5200系を置き換えるために3M2T 5連8編成作られた。
最高速度は150km/hでIGBT-3レベルVVVF制御、起動加速度2.7km/h/s減速度3.7km/h/sで1700系との併結を前提とした設計となっている。
また、低重心化のためナナ快初の床下空調設備をはじめ、1700系1000番台で導入されているアクティブサスペンション・車体間ダンパーも装備され高速運転時の安定性を確保している。

2009年秋期ダイヤ改正で特急系統が刷新され、超特急「みずさと」・特急「あさなぎ」・「ゆうなぎ」に充当されることとなり、車内無線LANサービス(一部のナナ快線内のみ利用可)への対応、水急直通開始にあたってはICカード経路認証システムへの対応、空気バネを利用した車体傾斜機能が他形式との併結時を除いて利用出来るよう改造が行われている。

2011年冬期ダイヤ改正からは「みずさと」のてこ入れを目的に、成瀬川鉄道でも好評であったハイグレードシート車を導入。このため「みずさと」運用のハイグレードシート付き先頭車に差し替えと増結を実施し、8編成すべて4M2T編成化して「ユースティア」「ソルシエール」「あさなぎ」「ゆうなぎ」に再投入。そこで余った水翼方先頭電動車と中間電動車は外された後、七郷方の先頭車を製造して4両化して、新たに特急「くるすがわ」や増結「ユースティア」用として活躍している。

また、同一仕様で直通走行キロ精算用として、水翼急行所属でME700系が3M2T 5連4編成があったが、こちらも先頭電動車と中間電動車を差し替えと増結が行われて、6両編成がME700系・4両編成がME740系となっているが、もっぱら「ソルシエール」運用がメインとなっている。

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